平成30年度 事業報告

 平成30年度の事業は、平成30年3月26日に開催された第26回理事会において決議された事業計画及び予算に基づき実施した。
 また、研修事業では、日本私立学校振興・共済事業団からの助成金の交付がなかったので、前年度に引続き基金を取崩し事業を実施した。

 平成30年度は理事改選の年であり、平成30年6 月25日をもって理事全員が任期満了となり、定款に基づき後任理事 13人(内職員理事含む新任 6 人)が選任された。
 また、理事長には曄道 佳明氏(学校法人上智学院 大学長)が選任され、副理事長には堀井 基章氏(学校法人堀井学園理事長)が再任された。
 なお、各事業内容は以下のとおりである。

1.研修事業部

(1)各種研修会事業
 当会が主催し、私学関係団体の協力・実施で 48 回の研修会を学校種別で以下のとおり開催した。
 ・大学関係 14 回(参加者 2,219 人)
 ・短期大学関係  6 回(参加者 781 人)
 ・高校、中学校関係 10 回(参加者 6,189 人)
 ・小学校関係 8 回(参加者 4,55 1 人)
 ・幼稚園関係 10 回(参加者 10,200 人)

(2)海外研修事業
 海外研修審査委員会において、11 人を研修員として決定し、その後10人が 研修を実施した。

(3)基金等事業
 公益性を目的とした研修事業として、私学教職員研修基金を財源とした事業を実施した。
 
 ・総合学習 5 月 5 日のこどもの日に「 作って遊ぼう『こどもの日』 」
       体験講座を実施した。(参加者 248 人)

 ※ 国内研修事業・在校研修事業 ・研修成果刊行等事業は、諸般の都合により
  休止 とした。

2.福祉事業

 本年度は、バンケット部門における利用件数・人数の減少傾向に歯止めを掛けるべく、利用件数・人数の確保を最優先課題として営業活動に取り組み、宴会予約係・セールス係が一丸となり顧客の囲い込みや新規案件の掘り起こしに注力した結果、近隣同業他社の休館による影響は有るものの、件数・人数・収入の全てにおいて、前年度を上回る成績を残すことが出来た。
 また、宿泊部門についてもインターネット予約サイト上での近隣同業施設の販売状況を注視しながら、空室登録・価格設定を行い、効率的な販売に努めた結果、件数・人数・収入の全てにおいて前年度を上回る成績となった。
 近年好調であったレストラン部門においては、年度をまたいでの最大のイベントとなる「さくらまつり」において、開花時期が 3 月に偏り、 4 月上旬のお花見に伴う食事利用が激減したことにより年度当初から厳しいスタートを強いられ、 5 月以降健闘はしたものの、利用人数・収入ともに前年度を下回る結果となった。

 広告宣伝においては 、 WEB サイト・紙媒体とともに、視覚的に訴求効果の高い宣伝媒体の作成に注力し、新たな利用者の掘り起こしを図るとともに、各部門、業務の改善に継続的に取組み 、 WiFi 環境の整備やホームページのリニューアルなど顧客満足度の向上に注力した。
 平成30 年度も安全・安心な食とサービスの提供を第一義に、各部門ともに業務に邁進し、私学関係者の中央センターとして、また地域のランドマークとして、利用者からの信頼と評価をいただける会館運営に努めた結果、 平成 30 年度の利用人数は 605,320 人となった。

(1)バンケット(会議・宴会・ケータリング業務)
 私立学校、私学教職員、私学関連団体等の会議・研修会・総会及び懇親会等の開催場所として、また、一般企業・法人・団体等の各種行事等の開催場所として利用を承るバンケット業務の利用総人数は、380,311 人となった。

(2)レストラン業務
 私学関係者、近隣住民・勤務の方々、各種会合・宿泊等の会館利用者の方々の飲食・会合の場としてご利用いただいているレストラン業務の利用人数は、194,135人となった。

(3)宿泊業務
 私学関係者の出張及び各種会合に付帯するご利用に留まらず、多くの一般の方々にもご利用いただいている宿泊業務の利用人数は、30,874 人となった。

(4)売店等(売店業務、駐車場業務)
 会館内利便性向上のため 、郵券・煙草他各種物品・菓子類等の販売及び宅配便取扱業務等を行った。